[イエメン] 紛争に巻き込まれた子どもの栄養失調と安全な場所の確保

2017年10月26日に投稿された課題

投稿者:井川 定一

所属:認定NPO法人アイキャン(ICAN)

場所:地域:アラブ諸国 国:イエメン 市町村:タイズ州、ハッジャ州

関連SDGs

課題・ニーズ

中東の最貧国イエメンでは、2015月3月に激化した紛争により、4万人以上の死傷者が出ており、現在も220万人の子どもが重度の栄養失調で苦しみ、10分に一人の子どもたちが亡くなっています。2015年の1年間では、世界の紛争で最も多くの人々が住みかを追われた紛争となりました。イエメンは、その激しさと複雑さより「世界で最も活動することが困難な国」(WFP)とも言われており、また、世界の人々にその惨状が知られる機会は依然として限られています。

このような中、約18万人が難民となり、内約3.6万人が対岸のアフリカのジブチに逃れました。ジブチにある「マルカジキャンプ」では、子どもたちが紛争で傷ついた心を癒す機会もなく、また、大人の不満や不安が充満するキャンプ内で、子どもたちは、安全に遊ぶことができない状況にあります。

課題に関する考察・その他

小麦粉、砂糖、米、食用油、ミルク等の生存に必要な食糧、および石鹸、おむつ、タオル、バケツ、洗濯用石鹸、女性用生理用品等の生活必需品がまずは必要。また、イエメンから対岸のジブチに逃れてきて、難民キャンプで避難生活を送る子どもたちにが安心・安全に過ごせる場所、子どもが子どもらしく育つことができる環境を整えることが必要。

出典

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参考資料