[バングラデシュ] 海洋資源減少と養殖需要に伴う持続不可能な開発

2018年1月19日に投稿された課題

投稿者:SHIP Secretariat

所属:SHIP

場所:地域:アジア・太洋州諸国 国:バングラデシュ 市町村:ダッカおよび地方部

関連SDGs

課題・ニーズ

 87%もの天然海洋資源が世界中で減少している。2030年には、人口増加に伴い、2億3千2百トンものシーフードが必要とされている。しかし、過剰摂取によりこのままいくと需要に対しての供給が全く追いつかない。それは海洋の生態系を破壊することにも繋がってしまう。こうしたことを背景に、2030年には、全てのシーフードのうち62%は、効率よく魚介類を生産できる養殖になるだろうと言われている。


 一方で、海面上昇と頻発する台風やハリケーン等の影響で、沿岸地域の土壌が塩害が発生している。バングラディッシュでは、100万ヘクタール以上の土地を持つ稲作農家に輸出品として需要があるエビ農家への移行を強制的に要請している。しかし、小規模農家はエビ農家へ移行するにも財源及び専門的な知識が不足しているため、環境に負荷がかかり持続可能ではない開発をしている。例えば、マングローブの木を切り倒し、そこに養殖所を作ってしまうことで、土壌への塩害が進み、マングローブの森が枯れてしまうことに繋がる。

課題に関する考察・その他

第三者認証で持続可能なエビ養殖農家のエビのブランド価値を高め、エビの消費量が多い、北米にその分高く売ることで農家や環境保全への資金に変えていってはどうか。

出典

UNLEASH SPCTeam16

関連サイト

参考資料