2018.1.11 企業募集!科学技術を活用したビジネスモデルの構築支援(科学技術振興機構プロジェクト)

SATREPSイメージ

                                     CopyrightⓒJST

科学技術イノベーション(STI)がSDGs達成に果たす役割の重要性は国際的に注目されており、国連の場でも専門会議やタスクフォースが設けられています。

日本政府も「SDGs実施指針」(2016年12月発表)の”8つの優先課題”でSTIをとりあげており、「国際協力を含む各種取組の実施や新たに生じる事象への迅速・柔軟な対応にあたり我が国の優れた科学技術イノベーションの活用を図る」という指針を示しています。

また、SDGsに先立って、開発途上国向けの開発援助のひとつとして、日本政府は2008年から「地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム」(SATREPS)を実施し、国際社会が共同で取り組むことが求められている課題の解決と科学技術水準の向上につながる新たな知見や技術の獲得、これらを通じたイノベーションの創出を進めてきました。

  [SATREPSについて]  www.jst.go.jp/global/about.html

SHIPでは、世界中の生の課題とニーズを抽出し、それを企業の技術・ノウハウで解決することを目指していますが、そこに日本が誇る科学技術成果を活用するのは有効だと考え、SATREPSの成果の民間セクターでの活用の促進を支援してきました。

この度、SATREPSの実施団体のひとつである科学技術振興機構(JST)から、SATREPSで得られた成果を民間企業のビジネスにつなげることによってSDGs達成を目指すプロジェクトを開始することになり、参加企業の公募が始まりました(JINが公募選定支援業務を受託)。以下の詳細をご確認の上、応募をぜひご検討ください。JSTによる選考とマッチングの上、4月以降約1年かけて、企業とSATREPS研究者が共同でビジネスモデルを構築するための支援が提供される計画です。

 

   【SATREPSプロジェクト成果を活用したSDGsビジネス化支援プログラム】

公募期間:1月10日~2月7日(水)仮応募締切、~3月2日(金)本応募締切   

公募説明会:1月23日(火)13:30-(TKP市ヶ谷カンファレンスセンター6F)→開催済み

SATREPSプロジェクト成果説明ワークショップ:2 月14日(水)14:30-(TKP市ヶ谷カンファレンスセンター3F)

公募対象:本プログラムで対象とする以下8つのSATREPSプロジェクト成果のどれかを活用し、研究者と連携してビジネス化を図る意思がある日本で登記されている日本の民間企業、もしくは外国企業の日本法人

プログラムで提供される支援内容:                    

1)リーンスタートアップ集中研修:ビジネス化に向けて必要なノウハウやビジネスモデル構築手法に関する1日間の研修                   

2)ビジネスモデル作成・検証の支援:ビジネスモデル作成に向けた外部専門家による定期的なアドバイス(初期段階は数週間に一度程度、以降必要に応じて随時)2018年4月より約9ヶ月間予定                       

3)出張旅費の一部:1プロジェクトあたり年間数十万円程度

公募要領・応募書類:JSTのサイトからダウンロードして下さい。www.jst.go.jp/global/index.html

ビジネスモデル化対象SATREPSプロジェクト

 

  国

研究領域

   プロジェクト名

  担当研究者

アジア

インドネシア

生物資源

インドネシアにおける統合バイオリファイナリーシステムの開発 >>詳細

神戸大学 荻野千秋教授

タイ

低酸素社会

新バイオディーゼルの合成法の開発 >>詳細

北九州市立大学 朝見賢二教授

ベトナム

低酸素社会

ベトナムおよびインドシナ諸国における、バイオマスエネルギーの生産システム(植林・製造・利用)構築による多益性気候変動緩和策の研究 >>詳細

大阪府立大学大学院人間社会システム科学研究科 前田泰昭客員教授

マレーシア

低酸素社会

生物多様性保全のためのパーム油産業によるグリーン経済の推進プロジェクト >>詳細

九州工業大学 白井義人教授

 

アフリカほか

アルジェリア

低酸素社会

サハラを起点とするソーラーブリーダー研究開発 >>詳細

東京工業大学 鯉沼秀臣名誉教授

チュニジア/モロッコ

生物資源

エビデンスに基づく乾燥地生物資源シーズ開発による新産業育成研究 >>詳細

筑波大学 生命環境系/北アフリカ研究センター 礒田博子教授

ブルキナファソ

地球環境

アフリカサヘル地域の持続可能な水・衛生システム開発 >>詳細

北海道大学大学院国際食資源学院 船水尚行特任教授(総合地球環境学研究所 教授)

中南米

ブラジル

地球環境

“フィールドミュージアム”構想によるアマゾンの生物多様性保全 >>詳細

京都大学 幸島司郎教授

 

本件お問い合わせ先:国立開発法人科学技術振興機構(JST)国際部 SATREPSグループ(担当:太田氏)global@jst.go.jp

2017.12.13 参加者募集!SDGsビジネスプログラム in インド 「ヘルスケア×IoT」

【SDGsビジネスプログラム in インド】
テーマ 『ヘルスケア × IoT』 
~インドからリバースイノベーションの機会を探る~

i.school_2

持続可能な開発目標(SDGs)は、国際社会が設定した2030年時点の世界のありたい姿です。しかし、このままのペースでは達成することは難しく、目標達成に向けたイノベーションが求められています。

東京大学発の教育プログラム「i.school」とSHIPを運営する一般社団法人Japan Innovation Networkが提供する本プログラムでは、人口13億人を超える巨大市場であり、ヘルスケア×IoTの分野で世界を席巻しているインドを舞台に、現地の課題起点でビジネスアイデアを創出します。

国をあげてヘルスケア産業のデジタル化を進める現場を見て、日本とは異なる環境に身を置くことで、固定概念を取り除いて新しい発想を喚起し、日本へのリバースイノベーションの機会も探っていただきます。

<プログラムの狙い>
■ リバースイノベーションを見据えた課題起点のビジネスアイデア創出
インドに身を置き、病院の現場観察や家庭インタビュー等を通じて収集したニーズ・課題を起点に、SDGsの達成に繋がる新しいビジネスアイデアを創出することを目的としています。また、日本市場を見据えたリバースイノベーションの機会も同時に探ります。

■ 0から1のイノベーションアイデアを創る力を醸成
東京大学発のi.schoolは、学科横断の教育プログラムとして、新しい製品・サービス、ビジネスモデル、社会システム等を生み出す力や価値創造力の向上などを目的に、デザイン思考やアナロジー発想などのイノベーション教育の実践と研究を行ってきました。その手法やノウハウを学び、イノベーティブなビジネスアイデア創出に必要なスキルセットを醸成します。

■ 現地でビジネスを興すためのネットワーク構築
本プログラムは、インドの理工学系高等教育機関の最高峰であるインド工科大学ハイデラバード校(IIT-H)や、その中に設置されたヘルスケア分野のスタートアップインキュベーション施設Center for Healthcare Entrepreneurship(CfHE)と連携しており、プログラム終了後も参加者がビジネスを現地で興すためのネットワーク構築ができる環境を提供します。

<事前ワークショップ(東京)>
日時:2018年2月20日(火)10:00~18:00
場所:i.school スタジオ(文京区本郷5-27-8 赤門樋口ビル2F)
アジェンダ(予定):
・SDGs(持続可能な開発目標)を俯瞰的に捉える
・イノベーティブなアイデア創出手法を学ぶ

<インドでのフィールドワーク>
渡航期間:2018年3月4日(日)- 3月10日(土)
場所:インド工科大学ハイデラバード校 他
アジェンダ(予定):
・医療機関・ヘルスケア関連企業の視察
・現地生活者へのインタビュー
・アナロジー発想によるビジネスアイデア創出

<スケジュール概要(予定)>
※現地でのスケジュールは都合により変更になることがあります。schedulev2

参加費:30万円(税別、渡航費・宿泊費別)
※インドに駐在されている方は、東京のワークショップに遠隔会議システムを利用して参加していただくことが可能です。また、インドでのフィールドワークのみのご参加も可能です。その場合の参加費は、25万円(税別 集合場所までの交通費・宿泊費別)となります。

定員:20名

お問い合わせ・お申込み:info@ji-network.org

言語:
国内:英語・日本語 / インド:英語

申込期限:2018年2月6日(火)

PDF版のご案内はこちらよりダウンロードをお願いします。

2017.9.8 日本赤十字看護大学サイトでSHIPへの関係者の登壇が紹介されました

8月31日に開催した「SHIPディスカバリープログラム【テーマ別】シリーズ4」のDay2に、日本赤十字看護大学の緒方愛助教にご登壇頂き、その様子が日本赤十字看護大学サイトで紹介されました。

SDGs(持続可能な開発目標)プログラムでゲスト講演!(織方助教)

8月から始まった本プログラムのシリーズ4では、アジアのヘルスケア、エネルギー、まちづくりの課題を解決するビジネスモデルの検討を進めています。

緒方先生からは、日本赤十字社のフィリピンでの地域保健事業、インドネシアでの小児肥満研究結果などについて紹介して頂き、プログラムでの検討中のビジネスモデルについて、現場のニーズに対応できているかなど貴重なアドバイスを頂きました。

本プログラムの次回シリーズは、9月27日より「オフグリッド発電を活用したアジアでのビジネスを考える」をテーマに開催予定です(9/27、10/10、10/23の午後)。関係するSDGsの内容を理解し、UNDPのアジア現地オフィスが見る課題を分析した上で、それらをビジネスでどう解くかを考えて頂くプログラムです。

ご興味がある方は、ぜひ、SHIP事務局にご連絡下さい。Tel.03-5510-7188  ship@ji-network.org

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2017.8.9 UNDPアヒム・シュタイナー新総裁が来日、SHIPについて期待を語る

今年6月にUNDPの総裁に就任したアヒム・シュタイナー氏が初来日し、8月9日にJIN専務理事の西口が他の民間セクター関係者等とともに会談しました。翌日には、シュタイナー総裁がJINを訪問し、SHIP(SDGs Holistic Innovation Platform)が果たすべき役割、今後の計画などについて意見交換をしました。

シュタイナー総裁は、日本企業のSHIPへの積極的な参加と、多くの企業がSDGsをビジネスで達成しようとしていることを歓迎するとともに、UNDPとして引き続き、積極的にSHIPを運営していきたいと表明しました。

アヒム・シュタイナUNDP総裁について:http://www.jp.undp.org/content/tokyo/ja/home/presscenter/pressreleases/2017/06/20/undp-.html

 

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2017.7.3 参加者募集!8月3日より開催:SHIPディスカバリープログラム[テーマ別]   アジアのヘルスケア×エネルギー×まちづくりの課題をビジネスで解決する!

SHIPディスカバリープログラム【テーマ編】

「SHIP (SDGs Holistic Innovation Platform)」では、SDGsが掲げる特定のゴールについてのビジネス機会を探索したい企業向けに「SHIPディスカバリープログラム【テーマ別】」を開催しています。特定のテーマついての理解を深めてビジネスとの接点を探り、⾃社が解決すべきSDGsや課題を発⾒し、ビジネス でどう解決していくかのヒントを得て頂くためのプログラムです。

このプログラムでは、複数企業の混合グループで、共創しながら、途上国の「課題」を深掘りして「ビジネスで解ける課題」に因数分解し、「解決策」 (ビジネスアイデア)を創出します。半日×3回のシリーズになっており、各回の間には個別リサーチのためのインターバルがあります。レクチャー、ゲストからのインプット、個人およびグループワーク、発表、リサーチなどからなる、対話型ワークショップ形式です。

2017年8月からはじまる「シリーズ4」は、日本企業からの関心がとくに高い、SDGsの目標3「ヘルスケア」、目標7「エネルギー」、目標11「まちづくり」について、アジアでのビジネス機会を探ります。シリーズ4では、これらの分野でビジネスを興している各国のスタートアップ企業がどのような課題をどのように解決しようとしているのか、その動向をヒントに新しいビジネスを探索します。

皆さまのご参加をお待ちしております。

SHIPディスカバリープログラム【テーマ別】シリーズ4開催のご案内
■ 日時
DAY1:8月3日(木) DAY2:8月31日(木) DAY3:9月12日(火) 各回:13:00-18:00

SHIPディスカバリープログラム【テーマ別】シリーズ4 ご案内(pdf)

■ 場所
31VENTURES Clip ニホンバシ ほか (中央区⽇本橋本町3-3-3 Clipニホンバシビル1階)

■ 参加者
20名程度

■ ファシリテーター・発表者
JIN専務理事 ⻄⼝尚宏
UNDP駐⽇代表事務所 副代表補・上席広報官 ⻘柳仁⼠ ほか

■ 参加費
1名:340,000円   3~5名:1,000,000円 (税別) 

■ お申込み⽅法
SHIP事務局にメールが電話でご連絡下さい。ship@ji-network.org   Tel.03-5467-4751 

SHIPディスカバリープログラム 【テーマ別】の内容
DAY1. <レクチャー・インプット> SDGsとビジネス、ゲストからのインプット<ワークショップ> [課題の定義] 課題の深堀り、ビジネスの駆動目標の設定

DAY2. <レクチャー・インプット> ゲストからのインプット <ワークショップ> [価値仮説と解決策の創出] インプットからの気付き共有、ビジネスアイデアの創出、解決策案の価値連鎖を分析など 

DAY3.  <ワークショップ> ビジネスモデルキャンバスへの落とし込み、自社から見たビジネス機会の確認、個別の加速支援など 

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※参加申込みに関する注意事項
・お申込み後、参加者のご都合で、参加をキャンセルされる場合、開催の2⽇前までに事務局にメールにてご連絡 ください。その場合、ご指定の⼝座に参加費をお振り込みいたしますが、⼿数料を差し引いての返⾦となることをご了承ください。なお、開催前⽇及び当⽇にキャンセルされた場合、参加費は返⾦いたしかねますのでご了承ください。 
・お申込みいただいた⽅がやむを得ずご⽋席の場合、代理の⽅のご参加が可能です。その場合、前⽇まで に事務局にメールでご連絡ください。
・事務局が写真やビデオ撮影を⾏うことがありますので、ご了承下さい ますようお願いいたします。撮影した写真・映像については、SHIPの活動を紹介する⽬的で使⽤させて頂きます。

2017.6.12 国連の「開発資金会議フォローアップ会合」でSHIPについて発表

ニューヨークで開催された国連経済社会理事会(Economic and Social Council)主催の「開発資金会議フォローアップ会合 (Forum on Financing for Development follow-up)」(2016/5/22-25開催)で、SHIP事務局を務めるJINの専務理事の西口がSHIPについて発表しました。
 
同会合4日目(5/24)のExpert Round Table B “Domestic and international private business and finance”で、パネリストとして登壇した西口がSHIPについて説明するとともに、会合に参加した各国代表と質疑応答を行い、各国からもSHIPについて高い関心が示されました。
 
この会合の録画はUN Web TVでご覧になれます。
また、同会合に合わせてニューヨークで西口が取材を受けた日本経済新聞の記事が6月10日付の日本経済新聞(電子版)に掲載されました。
 
取材のなかで西口は「SDGs(持続可能な開発目標)は日本企業にとって世界展開のタネの宝庫。日本企業の潜在力で、SHIPを通じてビジネスでSDGsを達成したい」と語っています。
 
2017/6/10 日本経済新聞(電子版)cmn_logo_nikkei_ja
国連の開発計画SDGsは「日本企業にとって宝の山」 JINの西口専務理事
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGN09H2I_Z00C17A6000000/
 
◎170524 UN FfD Follow-up 231 小
 
◎170524 UN FfD Follow-up 7154 小

2017.5.24 SHIPがインテリジェンス社のオープンイノベーションプラットフォーム「eiicon」と連携

SHIPが、インテリジェンス社が運営するオープンイノベーションプラットフォーム「eiicon(Ecosystem Innovation Inspired CONtact)」と連携することになりました。eiiconに参加しているスタートアップ企業とSHIPで生まれるビジネスモデルとの連携などを目指していく予定です。

[2017/5/24 インテリジェンス社からのニュースリリース]
http://www.inte.co.jp/news/2017inte/20170524.html

2017.3.21 SHIPニュースレター [Vol.3] 公開フォーラム「持続可能な開発目標(SDGs)ビジネスの世界的潮流」を開催!

SHIPコミュニティメンバー、プログラムご参加者、そして関係者の皆さまに、SHIPニュースレターをお届けしています。今月は、国連開発計画(UNDP)政策・プログラム支援局 マルコス・ネトーディレクターの来日に際し開催した公開フォーラムの内容などをお届けします。SHIPディスカバリープログラム【導入編】は毎月開催中、そして【テーマ別】は「アフリカにおけるエネルギー課題の解決」をテーマに、先行企業や留学生をお招きして開催中です。

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SHIPの活動Update!

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公開フォーラム「持続可能な開発目標(SDGs)ビジネスの世界的潮流」を開催!

3月14日に、国連大学にて、UNDP、Business Call to Action(BCtA)、Japan Innovation Network(JIN)の共催で、「持続可能な開発目標(SDGs)ビジネスの世界的潮流」と題した公開フォーラムを開催し、約120名の方にご参加いただきました。

第1部では、国連開発計画(UNDP)政策・プログラム支援局ディレクターのマルコス・ネトーによる「SDGs と官民連携の可能性と世界的潮流」と題した講演があり、ネトーは、「UNDPは民間企業のパートナーとして、UNDPのプログラムでの連携に加え、途上国政府や他のネットワークと繋ぎ、持続可能なビジネスモデルを企業が創出していくサポートをしたい」と語りました。また、SHIPの共同運営者である一般社団法人Japan Innovation Network 代表理事の紺野登は、「社会を変えるイノベーション」というタイトルで、なぜイノベーション経営が必要かを説き、「SDGsは社会変革を興す”Societal Innovation”の大目的であり、日本企業にとってのビジネス機会の拡大につながる」と述べました。

第2部では「SDGsビジネスで社会課題をどのように解決するか」をテーマにパネルディスカッションを行ないました。登壇者は、ソーラーランタンを無電化地区で普及させる事業を進めている、パナソニック株式会社 国際渉外部 堀田隆之氏とルワンダの花き栽培プロジェクトを実施している、みずほ情報総研株式会社 コンサルティング事業推進部 大谷智一氏の2名。モデレーターは、UNDP 駐日代表事務所副代表補青柳 仁士が務めました。パネルディスカッションでは、社会貢献と収益性について、どのようにバランスをとればよいかという点に焦点があたり、短期的ではなく、長期的な視野で、マーケットを創造していくことが大事だと議論されました。

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第2回SHIPディスカバリープログラム【導入編】を開催しました!

2月28日に、計6社12名の方にご参加いただき、第2回SHIPディスカバリープログラム【導入編】をSHIP事務局のJINオフィスにて開催しました。13:00~18:00までの5時間、3つのグループに分かれて、SDGs全体を俯瞰しながら、この世界共通の課題がビジネスにどうつながるのか分析し、ディスカッションを行いました。今回のプログラムで各グループが選択したSDGsの「ターゲット」は次の通りです。

ターゲット2.4:持続可能な食料生産システムを確保し、強靭(レジリエント)な農業を実践
ターゲット9.c.:情報通信技術へのアクセスを大幅に向上させ、2020 年までに普遍的かつ安価なインターネット・アクセスを提供
ターゲット11.3.:包摂的かつ持続可能な都市化を促進

それぞれが選択したターゲットを深堀し、ビジネス機会を探索しました。

<プログラムの流れ>
SDGs策定の背景を知る
SDGs達成のために何故イノベーションが必要かを理解する
SDGsの中身を知る
SDGsの中からビジネスに関係するものを見つける
ビジネス関係するSDGsの課題を構造化する
SDGsの達成に繋がるビジネス機会を見つける

<参加者の声より>

■ SDGsとは何か?世界で何が必要とされているのか?それに対して当社は何ができているのか?何を今後すべきか等を気づかされた。
■ 今までの自社のみの視野では手に入らなかった考え方を学ぶことができた。
■ 当初、SDGs自体は大きな目標であり、個別企業の新事業ネタとして分解できるのか実は少し懐疑的であったが、考え方のベースに十分なりうると考えるに至った。

第3回は3月23日(木)、第4回は4月18日(火)に開催します。奮ってご参加ください。お申込みURL:
3月23日(http://peatix.com/event/232160
4月18日(http://peatix.com/event/245329

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SHIPディスカバリープログラム(テーマ別)開催中!
~アフリカのエネルギー課題を解決する~

SHIPディスカバリープログラム(テーマ別)は、2週間毎に半日のワークシップを3回行い、3日目にビジネスアイデアの仮説を立てるプログラムです。シリーズ1は、目標7をとり上げ、「アフリカのエネルギー課題を解決する」をテーマに、開催しています。

初日は2月22日に実施し、トーゴ共和国の代理大使をお招きしてトーゴのエネルギー事情や課題をお話いただきました。2日目は3月9日に行い、国際協力機構(JICA)が実施する“アフリカの若者のための産業人材育成イニシアティブ(ABEイニシアティブ)”で来日しているアフリカからの研修生4名が参加。また、ゲストスピーカーとして、タンザニアで電気の量り売り事業を行っている(株)Digital Gridの秋田智司氏、蓄電池や映像技術を活用して、アフリカ各国でサッカーのパブリックビューイングを実施している(株)ソニーコンピュータサイエンス研究所の吉村司氏をゲストスピーカーとしてお招きして議論を深めました。

シリーズ2は、4月中旬頃より開催予定です。ご興味ある企業の方は、SHIP事務局までご連絡ください。(ship@ji-network.org)

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女性起業家による国際会議「Women Social Entrepreneurship Conference 2017」に協賛しました

3月8日の国際女性デーにちなみ、3月10日に、 Women’s Social Entrepreneurship Conference (W-SEC)が、六本木アカデミーヒルズにて開催されました。SHIPの共同運営者であるJapan Innovation Networkが協賛しました。

インドネシア、パレスチナ、タンザニア、ミャンマーから来日した女性起業家5名が、それぞれのビジネスについてピッチを行い、その後、パネルディスカッションが行われました。既に日本企業との連携の検討に入っている起業家もおり、会議の場でも、日本企業が具体的に彼女たちのビジネスを支援すると表明する場面がある等、実りのある会議となりました。

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プログラム開催のご案内
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第3回SHIPディスカバリープログラム【導入編】を開催!

SHIPでは、月に1回のペースで、「SHIPディスカバリープログラム【導入編】」を開催しています。SDGsが掲げる17のゴールと169のターゲットについての理解を深めてビジネスとの接点を探り、自社が解決すべきSDGsや課題を発見し、ビジネスでどう解決していくかのヒントを得て頂くためのプログラムです。皆さまのご参加をお待ちしております。

■ 日時:2017年3月23日(木)13:00-18:00
■ 場所:一般社団法人Japan Innovation Network (JIN) オフィス
    (東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー8階)
■ 参加者:15名程度 
■ ファシリテーター/スピーカー:
一般社団法人Japan Innovation Network専務理事 西口尚宏
国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所 副代表補・上席広報官 青柳仁士
■ 参加費:27,000円 (税込)
■ 申込方法:以下のサイトより、参加費をお支払いの上、お申込みください。
http://peatix.com/event/232160

[開催予告] 第4回についても、お申し込み頂けます。各回同じ内容です。
第4回 4月18日(火)13:00-18:00 @JINオフィス  http://peatix.com/event/245329

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「SDGs×ビジネス」コラム
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全ての人にインターネットのアクセスを ~米国ベンチャーOne Webの宇宙ビジネス事例~

(photo: SPACE NEWS

上の写真は何に見えますか?これはアメリカのベンチャー企業One Webという会社が700機以上の小型衛星を打ち上げて、地球の全ての地域において、インターネットのアクセスを可能にすることを目指すプロジェクトのイメージ図です。

SDGsの目標9では、「後発開発途上国において情報通信技術へのアクセスを大幅に向上させ、2020 年までに普遍的かつ安価なインターネット・アクセスを提供できるよう図る」ということがターゲットのひとつ(9.c)として掲げられています。

国や地域単位で、目標を達成するために、ビジネスを考えることも有益ですが、地球全体、世界全体という視点も重要です。アメリカではOne Webだけでなく、複数の宇宙ベンチャーがこのビジネス機会の逃すまいと、衛星の打ち上げにしのぎを削っています。

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SDG Industry Matrix(産業別SDG手引き)日本語版が発行されました

出所) 国連グローバル・コンパクト

SDG Industry Matrixは、KPMGと国連グローバル・コンパクトが、SDGsの達成に向けて企業を支援するために、産業毎にSDGsに関連する取り組み事例や機会のアイデアを纏めた手引書です。SDGsからビジネス機会を発見するにあたり、是非参考にしてみてください。
ダウンロードURL: http://www.ungcjn.org/activities/topics/detail.php?id=204

2017.3.7 3月14日に公開フォーラム「持続可能な開発目標(SDGS)ビジネスの世界的潮流」を開催

2016年12月16日 一般社団法人 Japan Innovation Network 国連開発計画(UNDP)

「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成をビジネスで目指す
オープンイノベーション・プラットフォーム「SHIP」が稼動
~「SHIP コミュニティメンバー」や法人会員の募集を開始 ~

一般社団法人 Japan Innovation Network(東京都千代田区、代表理事:紺野登、以下「JIN」) と国連開発計画(UNDP)は(東京都渋谷区、駐日代表:近藤哲生、以下「UNDP」)は、本年 7 月 に共同で設立した「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を日本発のビジネスで目指すオープンイノベーション・プラットフォーム「SDGs Holistic Innovation Platform (SHIP)」のコミュニティメンバーや法人会員の募集、およびプログラムの提供を開始し、プラットフォームの活動を稼動させます。

2015年9月に国連で採択された、2030年までに達成すべき17の目標と169のターゲットからなるSDGsでは、民間セクターには、資金提供のみならず、事業活動を通じてSDGsの達成に積極的に寄与することが期待されています。気候変動や国境を超えた社会の不安定化、デジタル経済の 加速など、社会・経済課題の解決が喫緊の課題となっている昨今、これらの課題をビジネスで解決 するという動きが世界各地で、また日本でも広がっています。

これらの流れを受けて、JINとUNDPはSDGsをビジネス機会として捉え、日本企業によるイ ノベーションを促進し、SDGの達成に寄与する革新的なビジネスを起こしていくためのオープンイノベーション・プラットフォーム「SHIP」を本年 7 月に設立し、公開フォーラムを開催しました。UNDPが、とくに日本の民間セクターのノウハウを活用して、SDGsを達成することを目的に、このように幅広いステークホルダーを巻き込んだプラットフォームを構築するのは初めてです。また、SDGs を軸にビジネスイノベーションを図る、このようなオープンプラットフォームの構築は日本初です。

12月13~14日に日本政府が主催した「国際女性会議WAW!」に出席するために日本を訪問したUNDPのヘレン・クラーク総裁は、「SDGs を達成するためには、イノベーティブな手法が必要です。今回、SHIPという新しい試みが日本から始まったことを歓迎します。SHIPを通じて世界各国のUNDP事務所やステークホルダーが日本企業とつながり、SDGsの実現に向けたビジネス活動が加速することを望んでいます」と語り、SHIPへの期待を寄せました。


JINとUNDPでは、7月以降、SHIPエコシステムの構築、会員制度や各種プログラムの準備を進めてきましたが、この度、SHIPの趣旨に賛同する「SHIPコミュニティメンバー」(法人・個 人)と法人会員の募集、および各種プログラムの提供を開始し、SHIPは本格稼動します。また、2017 年初頭の稼動に向けて、世界中の課題やニーズの生情報を収集し、日本企業の技術・ノウハウと結びつける「SHIPデジタルプラットフォーム」の構築も進めています。法人会員は、このデジ タルプラットフォームを活用することができます。

多くの日本企業、また多様なステークホルダーの SHIP エコシステムへの参加を積極的に募り ながら、日本企業の新規事業機会の創出と実現、それと同時に日本の民間セクターがビジネスを通じた開発課題の解決と SDGs の達成への貢献の加速を SHIPは促進していきます。

※「オープンプログラム」は個人・法人向け、その他のプログラムはすべて法人向けです。


SHIP のプログラムや会員制度の詳細、「SHIPコミュニティメンバー」への参加申し込みにつ いては、以下のホームページをご覧下さい。

[SHIP ホームページ] http://sdgs-ship.com

【お問い合わせ先】
一般社団法人 Japan Innovation Network
Tel.03-5510-7188 ship@ji-network.org 国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所 Tel.03-5467-4751

 

2017.2.15 SHIPニュースレター [Vol.2] 第1回SHIPディスカバリープログラム【導入編】を開催しました!

SHIPコミュニティメンバー、プログラムご参加者、そして関係者の皆さま、こんにちは。SHIP事務局より第2回のニュースレターをお届けします。昨年12月に本格稼動したSHIPのエコシステムは確実に拡大しており、コミュニティメンバーとなって頂いた方は、160名を超ました。
また、プログラムの提供も開始し、2月2日には、はじめての「ディスカバリープログラム(導入編)」を開催しました。今月末には「ディスカバリープログラム(テーマ別)」も始まります。皆様とともにビジネスによるSDGs達成をめざして、SHIPはますます加速していきます。SHIPについてのご意見・ご要望をぜひ事務局宛にお寄せ下さい。

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SHIPの活動Update!

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第1回SHIPディスカバリープログラム【導入編】を開催しました!

2月2日に、第1回SHIPディスカバリープログラム【導入編】をSHIP事務局のJINオフィスにて開催しました。合計で5社12名の方が参加し、3つのグループに分かれてSDGs全体を俯瞰し、SDGsとビジネスの接点を見つけながら、新しいビジネス機会についてディスカッションしました。

<プログラムの流れ>
SDGs策定の背景を知る
SDGs達成のために何故イノベーションが必要かを理解する
SDGsの中身を知る
SDGsの中からビジネスに関係するものを見つける
ビジネス関係するSDGsの課題を構造化する
SDGsの達成に繋がるビジネス機会を見つける

<参加者の声より>
■ SDGsは自社のビジネスとは少し遠いイメージがあり、できることが限られていると思っていたが、かなり発想が広がって面白かった。
■ 新しいビジネスモデルの提案といってもどこから手を付けてよいか分からなかったので、17の目標と駆動目標というキーワードを知り、自社で何かできる機会の可能性を感じた。
■ 具体的に考える方法、様々な方の視点を得られた。また、社会課題をビジネスで解く場合、同じような構造、おさえるべきキーパトナーなど、あるルールがあるように感じ、ビジネスのヒントを得られた。

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「途上国ビジネス成功の条件~SDGsをビジネスチャンスに~」セミナー(UNDP共催)で SHIPを紹介しました!

2月1日(東京)と2月6日(大阪)にJICAが開催したセミナー「途上国ビジネス成功の条件~SDGsをビジネスチャンスに~」(UNDPほか共催)に近藤哲生国連開発計画(UNDP)駐日代表(大阪会場は青柳仁士副代表補)が登壇し、SHIPについて紹介しました。
両日共にイベントには定員を上回る応募があり、満員の会場の中、専門家の為の行動目標であったミレニアム開発目標(MDGs)の時代から全ての人の達成目標である持続可能な開発目標(SDGs)の時代へと変わり、民間企業がSDGsに関与することの重要性を訴えました。イベントに出席された企業関係者の皆様のSHIPへの関心の高さやSDGsをビジネスとして取り込む潮流を感じるイベントとなりました。

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『国際開発ジャーナル』2017年2月号掲載

イノベーションがカギ「SHIPエコシステム」で目標達成へ

一般社団法人Japan Innovation Network
専務理事 イノベーション加速支援グループ長 西口 尚宏

日本企業のDNA
「日本企業の持続可能な開発目標(SDGs)への関心は高いか」と、海外の関係者からしばしば尋ねられる。そのたびに筆者は「非常に高い。そもそも日本企業のDNAには、400年も前からSDGsと相通じる『三方良し』の精神が組み込まれており、持続可能な社会を創るために自らの役割を強く意識してきたのだ」と答える。 「三方良し」とは、「売り手良し、買い手良し、世間良し」を重視した近江商人の心得だ。こうした精神を受け継いだ日本企業は、今世紀に入って欧米でCSRが声高に議論されるはるか前から、自社のビジネスでいかに地域や社会に貢献するかを熱心に考えてきた。
 昨年7月に来日した、国連開発計画(UNDP)のマグディ・マルティネス・ソリマン政策・プログラム支援局長は、「三方良し」という言葉を聞き、「“Win-Win-Win”の関係だ!」と表現した。その通りである。同局長はまた、「国際開発がQuantity(量)からQuality(質)に移る時、民間企業のノウハウが必要になる」とも指摘した。量から質に移るとは、結果志向で、より効果が高くスピード感がある持続可能な開発を行えるかが問われるということだ。ここに、イノベーションの必要性が生まれる。 
 実際、「持続可能な開発のための 2030 アジェンダ」の文書にも、「民間企業の活動・投資・イノベーションは、生産性および包摂的な経済成長と雇用創出を生み出していく上での重要なカギである。(中略)われわれは、こうした民間セクターに対し、持続可能な開発における課題解決のための創造性とイノベーションを発揮することを求める」とある。イノベーションこそ、SDGs達成のカギだ。(続きは誌面をご覧下さい)


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プログラム開催のご案内
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第2回SHIPディスカバリープログラム【導入編】を開催!

SHIPでは、月に1回のペースで、「SHIPディスカバリープログラム【導入編】」を開催しています。SDGsが掲げる17のゴールと169のターゲットについての理解を深めてビジネスとの接点を探り、自社が解決すべきSDGsや課題を発見し、ビジネスでどう解決していくかのヒントを得て頂くためのプログラムです。皆さまのご参加をお待ちしております。

■ 日時:2017年2月28日(火)13:00-18:00
■ 場所:一般社団法人Japan Innovation Network (JIN) オフィス
    (東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー8階)
■ 参加者:15名程度 
■ ファシリテーター/スピーカー:
一般社団法人Japan Innovation Network専務理事 西口尚宏
国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所 副代表補・上席広報官 青柳仁士
■ 参加費:27,000円 (税込)
■ 申込方法:以下のサイトより、参加費をお支払いの上、お申込みください。
http://peatix.com/event/232157


[開催予告] 第3回についても、お申し込み頂けます。各回同じ内容です。
第3回 3月23日(木)13:00-18:00 @JINオフィス http://peatix.com/event/232160

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無料セミナー「SDGsと事業戦略」(ブレーンセンター主催)


株式会社ブレーンセンター主催のセミナー「SDGsと事業戦略 -統合報告の優良事例とともに-」にSHIP事務局の小原が登壇し、SHIPを軸としたイノベーション創出についてお話しします。このセミナーでは、国際協力機構(JICA)から、SDGs採択の背景や日本政府の方針を踏まえたSDGs達成に向けたJICAの役割、また「協力準備調査(BOPビジネス連携促進)」から生まれ変わった「途上国の課題解決型ビジネス(SDGsビジネス)調査」についての紹介、さらに、ブレーンセンター社から、SDGsに関するレポーティング先進事例の紹介もあります。

日時:3月9日(木)16:00-18:00(15:30開場)
場所:TAM COWORKING TOKYO 1階
   (東京都千代田区神田小川町3-28-9 三東ビル)
    http://www.tam-tam.co.jp/about/outline.html
   
主催:株式会社ブレーンセンター(http://braincenter.co.jp/
参加対象部門:経営企画、IR、CSR、海外市場開拓、新規事業開拓、R&Dなど
       (制作会社、コンサルティング会社はお断りしています)
プログラム:
1.「SDGsとグローバルパートナーシップ」
JICA 企画部参事役 SDGs推進班 紺屋健一氏

2.「SDGsとイノベーション」
JIN シニアマネージャー 小原愛

3.「SDGsに関するレポーティングの先進事例」
ブレーンセンター 取締役中村佳正氏

SHIPコミュニティーメンバー・会員・プログラムご参加者も、このセミナーにご参加頂けますので、ご希望の方は、「株式会社ブレーンセンター セミナー事務局」(seminar@braincenter.co.jp)宛に、セミナー名とご参加者の所属・肩書・氏名・電話番号、またSHIPのメンバー・会員・プログラムご参加者であることを記載の上、メールでお申込み下さい(先着30名)


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「SDGs×ビジネス」コラム
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ユニリーバ最高責任者ポール・ポールマン氏 自社ホームページでSDGsの重要性語る


SDGsをイノベーションの機会とするには、トップのコミットメントが必要不可欠です。それは、SDGsに限らず、イノベーションを既存企業から興すには、経営者自らがその舵を取ることが重要です。トップが自らSDGsを企業戦略として認識し、それを対外発信している例として、ユニリーバを今回ご紹介します。

Photo:ユニリーバ・ジャパン

SDGsを企業戦略に結びつけて、トップがSDGsの達成に向けてコミットメントを示すグローバル企業が増えています。その代表的な例がユニリーバです。ユニリーバは、SDGsの前身ミレニアム開発目標(MDGs)の時代から、本業を通じた社会貢献について、積極的に取り組みを展開してきました。その活動は、本業おけるブランディングもさることながら、ユニリーバ自身のマーケットの拡大に寄与してきたと言えます。企業がサステナブルナビジネスを続けるには、貧困や気候変動と向き合うことが重要だと、ユニリーバ最高経営責任者のポール・ポールマン氏は語ります。

”私たちが掲げている目標の多くは、SDGsの目標と合致しています。ユニリーバ・サステナブル・リビング・プラン(USLP)の導入から6年目を迎え、サステナビリティが成長を加速させることも分かってきました。USLPは、コストを削減し、イノベーションを生み、優秀な人材の採用・維持にも貢献しています。

ユニリーバの目標、そしてSDGsは、世界規模の問題に体系的に取り組むことによってのみ達成することができます。体系的な変化は、多くの人々が力を合わせることでしか実現できません。このビジョンに向かって変化を加速させることは、産業界、政府、市民社会のためになります。行動を起こす人々の前には非常に大きな機会が広がっています。結局のところ、貧困や気候変動から逃げきれるビジネスは存在しないのです。”

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キャスター国谷裕子さん、「SDGsを広めたい」


NHK総合「クローズアップ現代」を担当された国谷裕子さんが、朝日新聞デジタルとのコラボレーションで、SDGsについてのサイトに出演されています。地球を維持していくためにSDGsという「新しいものさし」を使いこなし、一人ひとりの認識を変えていかなければならないと国谷さんは語ります。SDGsについての情報発信と共有が必要で、ご自身もSDGsを広めたいとインタビューに答えています。

「SDGs|国谷裕子さんと考える」のサイトは こちら

Photo: 朝日新聞DIGITAL