[日本] 在日留学生の就職と進路に関する課題

2016年現在、日本に20万人以上の外国人留学生が在籍しており、2020年までは30万人になる見込みである。外国人留学生が抱えている問題や課題がたくさんあるのだが、外国人には選挙権がないこともあり、それらを解決できていない。今後4年間で、さらに10万人増えるとしたら、問題はさらに大きくなり、日本社会にも大変な影響を与えると言えるだろう。具体的な問題点は以下のとおりである。

1、日本語学校にいる留学生(5万人以上)が進学、もしくは就職する際にアクセスできる情報プラットホームががない。
理由:日本語で提供されている情報がたくさんあるのだが、日本語がまだ上手ではないため、きちんと理解できていない。

2、日本の就職活動のプロセスがわからないため、外国人留学生は就職に大変苦労している。留学生は本国での大学生生活のスタイルで過ごしているため、就職や進学などに対しての時間軸がわからない学生が大勢存在し、結果的には留学生の就職状況は良くない。
理由:日本人学生と留学生が大学生活に対しての認識の違いと日本の就活のシステムが留学生に知られていないからである。

3、大学卒業後、留学生のネットワークがない。
日本人は同窓会が存在し、卒業後のネットワークがきちんとできているし、在校生と卒業生のネットワークがあり、うまく助け合っている。外国人留学生にはそのようなネットワークが少ない。
理由:外国人留学生はそのネットワークの必要性に認識が足りず、成功した先輩も経験談などをシェアできるような媒体(もしくは機会)がない。