Innovating for Impact: What We Learned from Four AI Prototypes on Information Integrity and Sustainable Tourism
2019年から、国連開発計画(UNDP)で、開発課題の新しい解決策を実証してきた、UNDPアクセラレーター・ラボ(Acc.Lab)。このAcc.Labが今年、AIを活用して、“情報の信頼性向上”と“持続可能な観光”という2つの課題の解決に挑むパイロットプロジェクトを内閣府の支援を受け、4ヶ国で進めてきました。
このプロジェクトの成果と課題、そして得られた知見を日本の皆さんにご紹介し、この分野で今後、UNDPと日本企業がどのように連携できる可能性があるのかを探るウェビナーを開催します。
バングラデシュでの若者を活用した自然災害誤情報の防止から、バルバドスでのサンゴ礁のバーチャルツーリズムまで、AIが社会のレジリエンスや信頼の向上、包摂的な経済機会を生む可能性をご紹介します。ぜひご参加ください。
【日時】2025年12月16日(火)10:00-11:30
【開催形態】Zoomウェビナー
【参加費】無料
【言語】英語(日本語のAI翻訳がつきます)
【お申込方法】こちらのリンクからお申込下さい
【アジェンダ】
1. はじめに:なぜAIを活用するのか?パイロットプロジェクトの概要
2. パイロットプロジェクト結果とQ&A
[情報の信頼性向上: Information Integrity]
バングラデシュ「若者を活用したAIによる自然災害誤情報の防止」
メキシコ「サカテカス州における誤情報対策とレジリエンスの強化」
[持続可能な観光: Sustainable Tourism]
バルバドス「バーチャルツーリズムにおける海洋データ整備」
ケニア「AIを活用した文化遺産保護と観光振興」
3. おわりに:今後のUNDPアクセラレーター・ラボと日本の民間セクターの連携に向けて
各プロジェクトの概要
[バングラデシュ] 若者が家庭や地域社会において信頼できる情報伝達者となるためのエージェントAIアプリを構築し、洪水など度重なる自然災害後に広がる噂や誤情報への社会の耐性を高める。
[メキシコ] エージェントAIアプリを活用しながら、住民参加型のワークショップにおいて、サカテカス州で生じている “情報汚染”による地域の安全に対する間違った情報への耐性を築く。
[バルバドス] サンゴ礁探査の映像に注釈を付けた動画を作成し、観光客が海中生物に影響を与えることなくバーチャルで海中を観察できるようにするほか、カリブ海の海洋データの蓄積にも活用する。
[ケニア] 生成AIを活用してキリフィの先住民の知識に関する音声・映像のストーリーを作成し、デジタルツーリズムを通じて地域コミュニティに収入の機会を生み出すと同時に、先住民の知識や文化遺産の保存・振興にも役立てる。
【主催】UNDPアクセラレーター・ラボ
【支援】一般社団法人Japan Innovation Network
【お問い合わせ先】Japan Innovation Network:小原(ship@ji-network.org)